「5S活動」が求められる理由

多くの企業で
・生産性を上げたい(利益拡大)
・組織内のコミュニケーションをよりよくしたい
・社員の意識改革を図りたい
・人材育成の機会にしたい(幹部育成)
・世代交代を促進したい
・競争力を上げたい
・品質向上を図りたい

といった経営課題を抱えているのではないでしょうか。

経営課題を克服するために、経営者や経営陣が経営戦略や経営計画を立案するのではないでしょうか。

しかし、どんな立派なことを考えて計画したとしても、それを実行すべき組織側のそれを受け入れる環境が整っていないと浸透しません。

浸透しないから、経営者がせっかく立案した経営計画も絵に描いた餅に終わってしまうのです。

組織の課題として
・組織の一員であるという自覚がない
・仲間意識が薄い
・集まりに遅刻者が続出する
・集まりに欠席者が多い
・表だって言わないけれど陰で悪口を言う
・各部門でばらづき(温度差)がある
・利益に関してまったく無関心である
・役職者が自分の役割を理解していない
・精神的な人たちの足を引っ張る
・愛社精神のかけらもない
・会社の悪口を平気で口にする
・経営者に経営者としての自覚がない
・会社の意見ですぐに組織が萎縮する
・社会人として通用しない人間がいる
・組織人としての教育ができていない
・すぐに「辞める」などと発言する
の様な企業が多いのではないでしょうか。

この様な組織課題に蓋をして見ないようにしていたのでは、企業の成長は望めません。

企業の究極の目的は「存続と発展」です。
存続とは3年後、5年後に会社があるという中期的な存続と
10年後、15年後に組織があるという長期的な存続のことです。

中期的・長期的に会社を存続させるためには、時代の変化に合わせて会社も変化していかなければなりません。
会社が変化するためには、組織が適応していかなければなりません。
そのための手段として、「5S活動」が有効的なのです。

続く
企業価値を高める「5S活動」②