「3人のレンガ職人」というイソップ童話をご存知ですか?
村を歩いていた旅人が石を積んでいる職人に出会いました。
旅人が「何をしているのですか?」と質問したところ
●職人Aは
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。」
と答えました。
●職人Bは
「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」
と答えました。
●職人Cは「歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」
と答えました。
A、B、Cはすべて、同じ石を積むという同じ仕事をしている職人なのに、質問に対する回答はそれぞれ異なっています。
●職人Aは
「石を積んでいる」という「仕事の行為」を
●職人Bは
「壁を造っている」という「仕事の目的」を
●職人Cは
「教会を造っている」という「仕事の意味」を
答えているのです。
ようするに、3人の職人の仕事に対する向き合い方が違ってきているのです。
この3人の職人で成果をあげられるのは、職人C→職人B→職人Aの順ではないでしょうか。
たまたま集めた職人さんが全員が職人Aのタイプの場合もあれば、職人Cのタイプの時もあるでしょう。
経営者としてやるべきことは、たまたまではなく
意図的に職人Cのタイプようになるような、環境づくりが必要なのではないでしょうか。
その環境づくりの為に
1、会社は、
「何の為に」、「誰の為に」、「なぜ?」
存在するのか?
2、お客様は
「なぜ」「今」「(他社ではなく)当社から」
「この商品やサービスを」買うのでしょうか?
この2点を明確にし、この2点を語れる伝道師を
社内に沢山つくることが必要になってくるのです。